毎年六月には、学生寮OBの会合があるが、それにはできるだけ出るようにしている。
会合は午後からなので、午前中の時間を使って、一ヶ所訪問することにしている。
平成十七年(2005)年六月十九日に訪れたのは、宇治市にある三室戸寺である。
京阪宇治線三室戸駅で下車し、明星山の方に歩いて行くと、
八百bほどで参道になり、右にアジサイ園を見ながら、坂を上ると、
朱塗りの三室戸寺の山門に迎えられる。
三室戸寺「寺伝」
「 宝亀元年(770)、光仁天皇は、宇治の離宮に来られたが、この時不思議な予感がするので調べると、宇治川の上流にあたる岩淵の滝に千手観世音があった。
天皇は、それを宇治の離宮に安置し、奈良大安寺の行表禅師を住持に迎え、
御室戸の寺号を与えたが、その後、光仁、花山、白河の三帝の離宮になったため、
三室に改められ、三室戸寺となった。 」
山門を過ぎ、しばらく行くと、「みむろどう」の大きな標柱があり、 その先に石段がある。
「 天皇家の庇護のもとで建てられた伽藍は、寛正元年(1460)の火災で、すべて焼失し、その後も、兵火などで堂宇を失い、 現在ある本堂は文化十一年(1814)の再建である。 」
本堂の右手に鐘楼と三重塔があるが、これも江戸時代のものである。
石段を登りつめると、蓮を入れた壷がずらりと並び、その先に本堂があった。
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本堂前は、通常は広い広場なのだが、この時期は蓮を並べて、アジサイと共に花の寺として、観光客を集めている。
拝観料を手軽に集めるこのやり方は、寺の在り方としては邪道に思えるが、京の他の寺も同様なので、やむをえないか??
そういう小生もこれだけ蓮が集められていると、なかなか見ごたえがあり、早速撮影を開始。
本堂脇には、足腰強化の願いを書いた絵馬が小さな草鞋を付けて、
大量に奉納されていた。
本堂の右手の鐘楼に三重塔を入れて撮ろうとしたが、
どうしても人が入り込んできて、うまくいかなかった。
左側にある十八神社本殿へ行く。
この社(やしろ)は、室町時代建立で、重要文化財に指定されている。
社殿の前で、長時間お参りしている人がいたが、何をお願いしていたのだろうか?
帰りは石段は敬遠し隣の、坂道を下り、アジサイのある場所へ行くと、
見物人が満ちあふれていた。
小生が学生だった時、女子大との合同ハイクで宇治に行き、その時、初めてこの寺にきた。
アジサイのある所はその時
フォークダンスを踊った会場であるが、いつの間にか、日本庭園に変わっていた。
秋には紅葉がきれいだという。
ここは湿度が高い土地なので、アジサイの栽培に向いていたのだろうか?
有料というだけあって、手入れも行き届いていた。 中には茶店も出ていて、寛げるようになっていたが、時間に制約のあるので、撮影に没頭。
紫陽花は赤、白、青色と、色とりどりで美しかったので、来てよかったと思った。
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同窓会の時間がせまったため、撮影を中止する。 駅に向かう途中、あの時の合同ハイクの相手は同志社女子大
だったなあ!! 彼女等ももう良い御婆さんになっているだろうと、思ったのである。
青春の甘い一時を思い出した旅だった。
目のゲストです!!