竜頭の滝は、華厳の滝・湯滝とともに、
奥日光三名瀑のひとつである。
標号1350m、湯川から中禅寺湖に流れる水が滑るように落下する瀧で、
長さは210m、瀧幅は10mである。
湯川は平坦部を流れて来ると、中禅寺湖との間に、高低差があるので、
その間に斜めに流れ下るのが竜頭瀧の滝である。
瀧の右手には国道と遊歩道があり、瀧に沿って歩くことができる。
長さ210mの急斜面を流れ下る姿は、水が飛び跳ね、男性的である。
滝壷の手前で、流れは二つに分かれ、まるで大岩を噛むように、豪快に流れ下る。
「竜頭」 の名前は、二枝に分かれた瀧を正面から見た姿を龍の頭に見立てたことからとされる。
滝壷の反対に茶屋と観瀑台があるので、初めて訪れた人は、ここから瀧を見るのが壱番である。
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竜頭の滝上流部 | 瀧の水しぶき | 竜頭の滝滝壷 |
瀧の周辺には、トウゴクミツバツツジが自生していて、五月下旬から六月上旬に
美しい花が咲く。
この時期、多くのカメラマンがこの花を撮影するため、訪れる。
二週間位咲いているが、ほんとに美しいには四日〜六日なので、何度か訪れた。
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トウゴクミツバツツジ | トウゴクミツバツツジ | トウゴクミツバツツジ |
秋になると、瀧の周辺の木々が紅葉して、美しい。
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竜頭の滝上流部 | 竜頭の滝中流部 | 竜頭の滝下流部 |
冬になると、その姿は一変し、荒々しい姿に変わる。
瀧の周辺の樹木の枝に当たった水が凍り、色々な氷の塊を見ることが出来る。
滝壷之周辺は氷で覆われているが、内部には水が流れている。
竜頭の滝は、以上のように、四季により、変化するので、訪れる価値がある。
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冬の竜頭の滝 | 氷の塊 | 凍った竜頭の滝壺 |