名所訪問

「 千手ヶ浜 ・ 西ノ湖 」


かうんたぁ。


千手ヶ浜は、中禅寺湖の北西端にある南北約2キロの浜である。
周囲には樹齢二百年以上の森や、千手観音の遺跡がある。
6月にはクリンソウが咲き誇る絶景を見ることが出来る。
千手ヶ浜へは、赤沼車庫から低公害バスに乗り、約30分で千手ヶ浜バス停で降り、徒歩10分で到着。
中禅寺湖の南にある遊覧船中禅寺船の駅で乗船し、約40分 千手ヶ浜で下船、徒歩5分で到着。
千手ヶ浜へは、上述の公共機関を利用する方法があり、それを利用して何度が訪問している。
その他に、中禅寺湖の北東にある、菖蒲遊覧船発着所バス停から、または、 菖蒲ヶ浜港乗り場から、歩いて、千手ヶ浜へ向かう方法があり、この場合は約二時間かかる。
西ノ湖(さいのこ)は、千手ヶ浜の奥の二キロ程のところにあり、風の音や鳥のさえずりしか、 聞こえない静かで、小さな湖である。
西ノ湖へは、赤沼車庫から低公害バスで、西ノ湖入口バス停で降り、そこから徒歩20分程である。


◎ 菖蒲ヶ浜付近

5月17日に菖蒲ヶ浜訪れると、ピンクを帯びた白い花の山桜が満開で綺麗であった。
奥日光の春の訪れは遅いと思った。
菖蒲ヶ浜の東に、中禅寺金谷ホテルがあり、その周辺では赤ヤシオツツジが満開である。
白ヤシオツツジもあった。

満開の山桜   赤ヤシオツツジ   白ヤシオツツジ
満開の山桜 赤ヤシオツツジ 白ヤシオツツジ

◎ 千手ヶ浜

千手ヶ浜では、6月にクリンソウの群落がきれいに咲き誇る風景を見ることが出来る。
クリンソウは6は、サクラソウ科の植物で、山間地の比較的湿潤な土地に生育する。
10cm〜20cmほどの鋸歯状の葉のロゼットを作り、その中止部から花茎が伸びる。
花は、花茎を中心に円状につき、その数段に重なる姿が、仏閣の屋根にある、「九輪」に似てる ことから、名前の由来になっている。
花の色は濃い紅紫色(直径2cm〜2.5cm)が普通だが、ピンクや白色と絞り咲きなどの変種がある。
ここでは白色が多く、紅紫色と共に群落を形成していた。
クリンソウは6月上旬〜中旬が見頃で、下旬まで見ることが出来るが、ピークは中旬である。

クリンソウの群落   白と紅紫色のクリンソウ   クリンソウの姿
クリンソウの群落 白と紅紫色のクリンソウ クリンソウの姿

遊覧船千手ヶ浜発着所から、対岸に男体山の勇姿が見られた
千手ヶ浜の周辺には、樹齢二百年以上のミズナラやハルニレなどが林を形成している。
林の中で、キノコを見つけた。
樹皮がはがれて、その傷口にキノコが生えたのかな、と思った。
夕方まで入ると、湖面は夕方の淡い色に変わっていった。

遊覧船千手ヶ浜発着所   キノコ   夕映えの中湖姿
遊覧船千手ヶ浜発着所 キノコ 夕映えの中禅寺湖

秋の千手ヶ浜。
10月17日、千手ヶ浜を訪れた。
対岸の樹木は色々な色の紅葉で、黄色と赤に紅葉しない緑が混じり、湖面近くの 岩は白く、湖面にはその影が反射している。
千手ヶ浜が続く北がには、黄色の樹木が湖面に向って伸び、 手間へには赤く染まった樹木が点在に、美しい。

その美しさに浸りながら、時を過ごした。
いつの間にか、雲が広がり、夕日を遮断。 湖面に、その影を写していた。

対岸の紅葉   千手ヶ浜の紅葉   日没前の中湖姿
対岸の紅葉 千手ヶ浜の紅葉 日没前の中禅寺湖


◎ 西ノ湖(さいのこ)

西ノ湖は、千手ヶ浜の西方二キロ程のところにある。
昔は中禅寺湖と繋がっていたというが、今は林の中に静かに佇んでいる。
8月28日、西ノ湖を訪れた。
小さな湖だが、訪れた時は、増水により、湖岸の樹木が水の中にあった。
案内には、「 湖の水位によっては、林までつかることがある湖である、 」 とあり、 その時に訪れたことになる。
10月18日に訪れると、秋色になっていた。
周辺の林は、土に湿気が多いことから、ヤチタモやハルニレが多い。
一部の樹木が紅葉していた。
楓の木か、その他かはわからないが、大きな樹木が紅葉し、きれいだった。
西ノ湖は、樹木の近くまで、水位があり、太陽の光で、湖面は光っていた。
女木の葉が落ち、地面には落葉が重なっていた。
冬の訪れが近いと感じられた。
なお、西ノ湖への低公害バスは、4月下旬から11月下旬までの運行である。

夏の西ノ湖   美しい紅葉   秋の西ノ湖
夏の西ノ湖 美しい紅葉 秋の西ノ湖



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