中禅寺湖は、今から二万年前に、男体山の噴火により、誕生した堰止湖である。
周囲約25キロあり、湖のすぐ北に男体山が聳え、北西には戦場ヶ原が広がる。
華厳の滝は、袋田の瀧と那智の滝と共に、日本三大名瀧である。
中禅寺湖の流出口にあり高さ97メートルの落で流れ出て、岩壁から伏流水が
十二の小滝となって、滝全体を包み込むような、特異な景観を作り出している。
◎ 中禅寺湖
中禅寺湖は、一周すると、9時間以上かかる湖でああるが、冬には一部が凍る。
2月16日に訪れると、湖の一部が凍っていた。
波状に凍った湖面の造形はすばらしい。
その先にあるボートハウス周辺は凍っていないが、建物の周囲は雪が積もっていた。
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凍った中禅寺湖 | 氷の造形 | ボートハウス周辺 |
◎ 華厳の滝
中禅寺湖から流出する大尻川の先に、華厳の滝がある。
落差97メートルの滝で、日本三大名瀧の一つに数えられている。
ここには、華厳滝の水量を調節するため、中禅寺ダムが設置されていて、
華厳滝は年中、水か落下するようになった。
華厳滝は、中禅寺ダムの下流にある、展望台から見ることが出来る。
また、ここには有料の地下展望場へのエレベーターがある。
1月25日に訪れると、水量は少ないが、四筋に分かれて、落ちていた。
5月20日に訪れると、水量は多くなり、幅広い瀧になっていた。
華厳滝を遠望するには、いろは坂上り道にある明智平バス停で降り、
ロープウエイに乗り換え、展望台駅で降りる。
ここからは。男体山と中禅寺湖を中心に、大パロラマを見ることができる。
5月16日に展望台に立つと、赤ヤシオに囲まれた素晴らしい写真が撮れる。
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冬の華厳瀧 | 水量が戻った華厳瀧 | 赤ヤシオに囲まれた華厳瀧 |
半月峠展望台
半月峠展望台からは、男体山や中禅寺湖や戦場ヶ原、日光白根山を一望できる。
中禅寺湖に張り出す八丁出島、その奥に日光白根山がある。 秋になると、八丁出島を含め、
山全体が紅葉する。
中宮祠から半月峠に至る車道があり、展望台からは梨ノ木平から男体山を俯瞰し、
全山が紅葉しているのが確認できた。
春の5月11日に訪れると、周囲の樹木が芽生え、赤ヤシオはきれいな花を咲かせていた。
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(左)八丁出島(奥)日光連山 | 梨ノ木平(奥)男体山 | 赤ヤシオツツジ |