長野県 ー 中信(上田・松本)地区の温泉

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  さわんど温泉( 松本市 )         浅間温泉( 松本市 )       
長門温泉( 長和町 )          和田宿温泉 ( 長和町 )     
 湯楽里館( 東御市 )          真田温泉( 上田市 )      
 別所温泉( 上田市 )          鹿教湯温泉ホテル東急( 上田市 )     
 鹿教湯温泉文殊の湯( 上田市 )  別所温泉 あいそめの湯 ( 上田市 )
 




さわんど温泉 梓湖畔の湯(民営)
さわんどおんせん あずさこはんのゆ
場 所松本市安曇沢渡(さわんど)
(松本から国道158号で、50分、  反対の高山からは60分)
電 話0263-93-2380
営 業
時 間
8時 〜 19時(時期により変わる)
定休日年中無休
入浴料700円
泉 質単純泉 泉温65.5℃ PH7.9
(弱アルカリ性低張性高温泉) 湯量 1,100L/分
安曇村中の湯1号井と2号井の混合泉
効 能神経痛、筋肉痛、打ち身、消化器病、冷え性、疲労回復、痔症、関節痛、五十肩
設 備室内浴槽、露天風呂、休憩所
  シャンプーやドライヤー(ちゃちなものだが)は常備
評 価  湯質  ○  設備 △
入浴して
の感想
平成17年4月1日安曇村は四賀村、奈川村、梓川村とともに松本市に編入された。
今回利用した施設は、沢渡橋駐車場内にある日帰り施設で、ここから上高地行きのバスがででいて、小生は上高地の帰りに利用した。
この温泉は、平成10年安房トンネル削堀していたところ、高温の湯が大量に湧出したので、平成12年、約7kmを引湯し開設したのがこの施設である。 
ここ沢渡は、車で上高地へ入る際、ここでバスに乗り換えるところである。
駐車場近くには類似の温泉施設が点在するが、すべて同一源泉からの湯である。
上高地を歩いて汗をかいた後の一風呂ということではありがたい施設である。
施設は、8人程度の長方形露天風呂と6人程度の長方形室内風呂と10畳の休憩所(食事ができる)のみ。
露天風呂と室内風呂は、切石をコンクリで固めたもので、露天の方がぬるめになっていた。 外には、梓湖が見え、開放感はあった。
湯はわずかにぬめり感はあるが、無色透明なので、普通の水と変わりがない感じ。
それでも、翌朝まであったかな感じが持続したのは、温泉成分(Na,Cl,HCO3イオンが中心)によるのだろう。
ただ、温泉に入っている感じはなんとなく弱いので、温泉を楽しむという人には向かないだろう(時間はかかるが、白骨温泉へ行った方がよい)
山歩きの後、汗を流すには申し分ないので、立ち寄る湯として利用するとよいのでは!!

私が利用したのは、木曽路の薮原だったが、県道利用し、奈川経由で1時間だった。 途中の1部が有名な”麦草街道”である。

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信州松本浅間温泉 ホットプラザ・浅間
しんしゅうまつもとあさまおんせん ほっとぷらざあさま
場 所松本市浅間温泉3-16-2
(長野自動車道松本ICから国道143号で、254号などで約6km)
(松本電鉄バスターミナルから松本電鉄バス浅間温泉行きで、浅間温泉会館前まで20分)
電 話0263-46-6278
営 業
時 間
10時 〜 20時(受付は19時まで)
定休日火曜日、但し火曜日が祝祭日の場合はその翌日
入浴料840円
泉 質単純泉 泉温49.8℃ PH8.8 (緩和性低張性高温泉)
飲用可 
効 能神経痛、筋肉痛、打ち身、消化器病、冷え性、疲労回復、痔症、関節痛、五十肩
設 備室内(大浴場、圧注湯、うたせ湯、サウナ)屋外(露天風呂、水風呂)
大広間、コミニティサロン
シャンプーやドライヤーは常備
評 価  湯質  ○  設備 ○
入浴して
の感想
天慶2年(939)に豪族・犬飼氏に発見されたと伝えられる、古い温泉である。
湯はほとんど無色透明で、硫化水素臭が僅かにある単純泉なので、肌に柔らかい。
浅間温泉の旅館で、日帰り温泉をやっているのは少ないようである。
また、利用時間も15時までと制約があり、利用しずらい。
安曇野の遊んだ帰りに利用しようとしたら、時間的に駄目だった。
しかたがなく、利用したのが上記施設である。
市営の施設であるが、営業時間が20時までと遅いので利用できた。
施設の正式名称は、”浅間温泉会館”だが、”ホットプラザ・浅間”の愛称で知られている。
温泉街のほぼ中心の広場の中にあった。
入口前には道祖神があり、温泉の由来の看板もあった。
建物は、和風の2階建てで、1Fに、フロントとコミニティサロン、浴室があり、2Fに休憩用の大広間があった。
サウナ、泡沫湯、打たせ湯など6タイプの浴槽ありと、”るるぶ”にはあったので、かなり期待していったのだが、風呂はどれ小さなものだった。
飲用できるのと、露天風呂の岩風呂が良かった。
湯の温度はかなりぬるめに感じた。
一度に30人も入れない湯なので、2階の大広間で休憩するのなら良いだろうが、立ち寄り湯としては料金的にやや割高か?
地元温泉街への影響を考えた料金設定だろうと思った。
PH8.8とあった割りに、ぬるぬる感がないのは何故か?
なお、公共浴場として、”仙気の湯”、”港の湯”と”真砂の湯”の3つがあり、6時半から20時過ぎまで営業しており、料金も180円(その他、洗髪料は80円、休憩室利用300円)と、こちらは安い。 お客のほとんどが地元の常連である。

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長門温泉 やすらぎの湯
ながとおんせん
場 所小県郡長和町古町2436−1
( 長野自動車道岡谷ICから国道142号で、有料の和田トンネルを抜けて、約40分、  JR長野新幹線上田駅からバスで55分(但し、本数は少ない)
電 話0268-68-2601
営 業
時 間
10時 〜 22時(受付は21時まで)
定休日第2・第4月曜日(祝休日の場合は翌日)
入浴料500円
泉 質ナトリウム硫酸塩泉(弱アルカリ性低張性温泉)
泉温37.5℃ PH8.0  湯量120L/分
効 能神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、五十肩、冷え性、疲労回復、など
設 備室内(大きい浴槽と小さなジェット浴槽、サウナ)、露天風呂
食堂付、大広間、会議室、ロビー売店
シャンプーやドライヤーは常備
評 価  湯質  ○  設備 ○
入浴して
の感想
平成17年10月1日、長門町は和田村と合併し、 長和町になった。
道の駅の「マルメロの駅ながと」に隣接した日帰り温泉施設で、平成10年にオープンしたという。
旧中山道の長久保宿を当方に望み、南には蓼科山、北に烏帽子岳に囲まれた丘陵地にあるが、特に見晴らしがよいというほどのものではなかった。
泉質はナトリウム硫酸塩温泉という身体にあたりの良いなので、稀に見る良質な療養温泉ですとPRしているが、流し放しではないので、どの程度の効果があるものか。
室内にある風呂はピアノ型というか長方形に円を組み合わせたもので、15人くらい入れる大きなものだった。
その他、3人分のジェット水流風呂とサウナがあった。
外には屋根付きの岩を配した露天風呂があったが5、6人位のもので広くない。 打たせ湯は形までのものでさほど効果は期待できない。
小生が利用したのは中山道歩きで宿泊した折の夜間であったが、地元の住民が家族連れできて混んでいた。
この温泉は和田宿の温泉と違い、露天風呂があるので、その分高い。
地元の人の話では30分も走れば沢山の温泉があるので、値段や気分で使い分けているとのこと。
この温泉は決して悪くはないが、わざわざ来るというほどのものではないように思えた。
休憩には大広間や会議室その他ロビー、談話室があるので、一服するのにはよい。
食堂もある(道の駅に飲食店があったので、そちらを利用したが)

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和田宿温泉 ふれあいの湯
わだしゅくおんせん
場 所小県郡長和町和田経塚
( 上信越自動車道佐久ICから国道142号で、約50分
中央道岡谷ICから国道142号で、有料の和田トンネルを抜けて、約40分、 JR長野新幹線上田駅からバスで1時間10分(但し、本数は少ない)
電 話0268-88-0001
営 業
時 間
10時 〜 21時30分(4月から9月までは22時まで)
定休日月曜日
入浴料300円
泉 質カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉 泉温40.1℃ PH8.14
効 能神経痛、筋肉痛、五十肩、冷え性、慢性消化器病、疲労回復、など
設 備室内(大きいのとと小さな浴槽の2つ)のみ、露天風呂はない。
休憩室
シャンプーやドライヤーは常備
評 価  湯質  ○  設備 △
入浴して
の感想
平成17年10月1日、和田村は長和町と合併し、長和町になった。
この温泉は10年ほど前の”ふるさと再生基金”の1億円をベースに採掘されたもので、地下1300mからくみ出している。
村はこの一帯を湯遊(ゆうゆう)パークと名付けていて、マレットゴルフやゲートボール場などの施設を設け観光誘致を図っているようだ。
湯はほとんど無色透明で、硫酸塩を含むので、肌にはマイルドな感じがした。
大きな変形の台形をした浴槽には15人以上は入れるか? 湯温もやや低めに抑えられていた。
小さな浴槽は台形で数名しか入れない小ぶりのものだが、34前後と水ではないが、かなりぬるい。
源泉風呂かも知れないが、ややカルキの臭いがしたので、水道でうめているのかもしれない。
露天風呂はないが、外側の窓が大型のガラス張りなので、明るく見晴らしはよい。
高台にあるので、村内が一望でき、また、晩秋に彩られた木々が見られて、のんびり入浴できた。
洗い場も7人分のガラン(蛇口)があり、十分。 シャンプーもドライヤーもあった。
外観の円筒に見える部分は木製のドーム状の吹き抜けになっていて、下から見上げると美しかった。
誰のデザインかは分からぬがセンスが良いと思った。 ホールには自販機や写真などが並んでいて、 一服することができるスペースがあった。
隣接して食堂があるようだが、訪れなかったので、よく分からない。
温泉に入るため、わざわざ行くところではないが、立ち寄り湯としてはお勧めできる。
村が幾つかのオートキャンプ場を持っているので、夏は賑うのは間違いない。

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湯 楽 里 館 
ゆらくりかん 
場 所東御市(とうみし)和(かのう)3875
( 上信越自動車道東部湯の丸ICより浅間サンラインを経由して約5分。
電車の場合、しなの鉄道の大屋駅か田中駅からタクシーで約10分 )
電 話0268-63-4126
営 業
時 間
10時 〜 22時
定休日年中無休(都合により休業することがある)
入浴料 500円
泉 質源泉 (みずほ温泉) 単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温48.5℃ PH8.44  湯量275L/分 
効 能神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身、捻挫、慢性消化器病、痔症、冷え性、
設 備露天風呂、室内大浴場、ジャクジー、サウナ。
大広間(11時〜20時30分、食事提供あり)、2F和室(10畳と12畳の2種類があり、有料で3時間が限度)
シャンプーやドライヤーは常備
評 価  湯質  ○  設備 ○
入浴して
の感想
東御市(とうみし)は東部町と北御牧村が合併して誕生した市であるが、温泉があるのは旧東部町の和(かのう)である。
烏帽子岳・湯の丸山の裾野に広がる小高い丘の上のぶどう畑の真中にアグリビレッジとうみという施設があり、その中のひとつが湯楽里館というわけである。 地ビールに力を入れているようで、隣の建物オラホビアクラブでは数種の地ビールを提供するレストランがあった(車の運転で入れなかったが)
湯楽里館は温泉設備のスペースに比べ建物だけが大きいような気がした。
露天風呂は十数人が入れる岩風呂だが、周りの空間は広い。 遠くに北アルプスと八ヶ岳が見えるとあったが、思ったほど大きくは見えなかった。 とはいえ、高台からの展望は素晴らしい。 夜景は市街地の光が少ないので、やや寂しいか??室内の大浴場は曲線を描くタイル貼りの風呂でガラス窓を通して外の風景が眺められた。 ジャグジーは6人が入れる大きさだった。 その他はサウナと水風呂という構成である。
弱アルカリ単純泉なので、家庭の風呂との違いが分からない泉質である上、循環式なので更に分からなくしている。
大広間は広い。 その前に売店があり、地元のそば粉を使った戌立高原そば、そばすいとん、各種麺類やご飯類を提供していて、これを大広間で食べる仕組みである。
夕食をここでとったが、値段は高くないが、専門店の味というより、地元おばちゃんたちが作ったという感じのものだった。
トータルしての感想であるが、地ビールを飲み、風呂に入るというのならば、料金からみて合格といえるのではないか?!

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真田温泉健康ランド ふれあいさなだ館 
しんしゅうさなだおんせんけんこうらんど 
場 所上田市真田町長7369−1
( 信越自動車道上田菅平 I.Cから144号線を嬬恋方面に進む。 荒井の交差点の少し先に看板があり、そこを左折するとすぐ。
電車の場合、JR上田駅お城口からJRバスか上電観光バスの菅平高原あるいは真田行きに乗り、真田町役場入口で下車、徒歩7分。 )
電 話0268−72−2500
営 業
時 間
10時 〜 21時30分(受付は21時まで)
定休日火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日〜31日
入浴料 400円
泉 質 アルカリ性単純泉(アルカリ性低張性温泉)
泉温38.8℃ PH8.88  湯量400L/分 
効 能神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、冷え症、痔症、疲労回復、健康増進、
設 備内湯(大浴場、気泡湯、打たせ湯、健康湯)、露天風呂、プール。 
(注)サウナはない。
固形石鹸しかないので、シャンプーなどは売店で買わなければならない。
(注)ドライヤーは1台のみ備え付けられていた
食堂、売店、大広間40畳x2室、貸室(12畳)3室(1H1000円)
評 価  湯質  ○ (一部はかけ流し) 設備 ○
入浴して
の感想
温泉施設のある真田町は古くは真田の庄と呼ばれ、真田幸村でおなじみの真田一族発祥の地である。 町村合併で上田市に組み込まれたが、この施設「ふれあいさなだ館」は合併前の真田町の公営総合温泉施設で、真田氏の館を模して建てられた。
400円の手頃な価額のうえ、併設された温泉プールも同じ料金で入れるので、時期によっては開館前には行列ができるという。
室内浴槽は丸い気泡風呂と変形L形の大きなタイル貼りの大浴槽があり、気泡風呂はジェットバスも兼ね5〜6人は入れるものであった。 2人分のうたせ湯の他、足踏みすると健康になるというのもあったが、効果のほどは?
岩風呂の露天風呂は10人ぐらいが入れる大きさで、夏には日傘がかけられる。
お湯はややぬるめだがなめらかな肌ざわりで、アルカリ性の単純泉の特有のぬめり感があった。 開館当時は流し放しであったようだが、現在は循環式で殺菌された湯である。
湯量から見ると、他の施設に比べ多いのだが、温泉プールを併設したため、流し放しにならないような気がして残念である。 また、サウナがないのは若い人には寂しいのでは???
9月の閑散期の平日に訪れたが、多くの人が訪れたいたので、地元の人気振りが分かったような気がした。

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別所温泉 共同浴場 大 湯
べっしょおんせん おおゆ
場 所上田市別所温泉
 ( 上田菅平ICから上田市街を通って15km、約25km )
電 話0268-38-3510(別所温泉観光協会)
営 業
時 間
6時 〜 22時
定休日第1・第3水曜日
入浴料150円
泉 質単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 51.3℃ PH8.63(4号混合泉)
効 能(浴用)神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、皮膚病、慢性婦人病、冷え性、糖尿病、疲労回復   (飲用)糖尿病、痛風、便秘
設 備露天風呂、内湯のみ
石鹸もシャンプーも用意されていない
評 価  湯質  ◎(流し放し)  設備 △  料金 ◎
入浴して
の感想
都に上る木曾義仲が愛妾・葵御前を伴って逗留したことから、葵の湯と呼ばれる、吉川英治の「新・平家物語」の舞台になった湯である。 北条義政が浴室を設けたことから、北条の湯とも呼ばれている。
屋根を三層に模した建物で、入口に葵の湯の石碑があり、脇には飲用施設が設けられる。
施設としては、露天風呂と室内風呂、そして脱衣場だけしかないが、それだけでも、十分満足のできる湯である。
露天風呂は、変5角形をした5〜6人の浴槽。 すだれをかけたビニール屋根で雨を防いでいた。 旅館に囲まれた空間に風呂があるという感じだが、露天の気分を十分満喫することができた。 室内には、長方形の、露天よりはやや大きな、長方形の湯槽があった。
湯は共同源泉から引かれていて、単純硫黄泉。 ほとんど透明だが、よく見るとわずかに黄色の小さな塊、湯花がある。 また、わずかだが、硫黄の臭いがした。 
流し放しなので、湯が生きていて、良質の湯であることが感じられた。 湯口にはコップが置いてあるので、飲むこともできた。
地元の人達の生活浴が主体で、朝6時には、何人かの人達が1番風呂に来ていた。 夜は6時ごろから仕事を終えた人で賑わう。
  最近は温泉旅館が外湯めぐりを積極的に客に勧めているようで、泊まり客が食事前の時間を利用して散歩を兼ねて楽しんでいる。

共同浴場には、相染閣を除き、駐車場はない。 近くに、有料観光駐車場(400円)があるので、それを利用するか、少し離れた駅の無料駐車場を利用する。





別所温泉 共同浴場 大師湯
べっしょおんせん だいしゆ
場 所上田市別所温泉
電 話0268-38-3510(別所温泉観光協会)
営 業
時 間
6時 〜 22時
定休日第1・第3木曜日
入浴料150円
泉 質単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温 51.3℃ PH8.63(4号混合泉)
効 能(浴用)神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、皮膚病、慢性婦人病、冷え性、糖尿病、疲労回復  (飲用)糖尿病、痛風、便秘
設 備内湯のみ
石鹸もシャンプーも用意されていない
評 価  湯質  ◎ (流し放し) 設備 △  料金 ◎
入浴して
の感想
比叡山延暦寺の中興の祖である円仁慈覚大師が、北向観世音堂を建立するため訪れた際、しばしば入浴したと伝えられる由緒のある共同浴場。 
昔は、北向山にお参りにき、籠った人が夜中でも入りにきたので、籠の湯とも言われていたそうである。 北向観世音堂の参道には、慈覚大師と書かれた飲泉所がある。
大師湯は、北向観世音堂の左手前にあり、愛染川に面して建っている。 屋根は宝型造りで、施設は男女別の室内浴槽と脱衣場しかない、シンプルなもの。
浴槽は半円形をしたもので、湯のそそぎ口にはコップが置いてある。 5〜6人でいっぱいになる大きさ、蛇口も4人分と、コンパクト。 風呂も洗い場もタイル貼り。
お湯は流し放しで、42℃程度に調整されていた。 
石鹸やシャンプーを持ってこなかったので、ただ入るだけだったが、お湯が肌に良いといわれるだけあって、心地よく、何回も出たり入たりし、時間が知らないままに過ぎていた。

 ( 補 足 )別所温泉は、日本武尊が発見したいわれるほど古い温泉で、尊は「七苦離の湯」と名付け、部下と一緒に入浴した
       と伝えられている

      鎌倉時代には、北条氏の居城が塩田にあったので、別荘のように温泉が使用されたので、それが地名なったという説があるようだ。   
     別所温泉財産区が管理する共同湯は上記の2つの他、「真田幸村公隠しの湯」といわれる石湯 がある。
      ( 今回は、あいにくの休館日(第2・第4火曜日)で、利用できなかった )
      共同湯はその他に、上田市の福祉センターである 相染閣 がある。
      これは、男女別のタイル貼り風呂(9時〜17時220円、17時〜22時150円)







鹿教湯温泉ホテル東急 
かけゆおんせん ほてるとうきゅう
場 所上田市西内1258番地
( 上信越自動車道東部湯の丸ICより約40分。  長野道松本ICより約40分。
電車の場合、JR中央線松本駅下車松本電鉄バスで約40分。  新幹線上田駅下車 千曲バスで40分 )
電 話0268−44−2288
営 業
時 間
宿泊と休憩のみで、日帰り温泉のみは受け付けていない
定休日年中無休
入浴料 休憩、食事の場合は6、300円より(10.00〜15.30)
泉 質 単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温45.8℃ PH7.85  湯量2400L/分 (共同使用)
混合泉(2号源泉〜6号源泉、30℃〜58℃を混合し使用施設に供給している)
効 能高血圧症、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、冷え症、痔症、疲労回復、健康増進、
設 備室内大浴室(長寿の湯、福の湯)、大野天風呂文殊、野天風呂薬師。
シャンプーやドライヤーと化粧水は備え付け
評 価  湯質  ◎ (かけ流し?) 設備 ○
入浴して
の感想
東急ホテルズと提携しているのでホテル東急の名を冠しているが、地元鉄道の経営である。 
鹿教湯温泉は湯治場なのでその他に大きな施設は2〜3しかないようである。
9月に入り客足が一番衰える時期に訪れたこともあり、宿泊者は小生の家族を含めても40名足らずであった。 また、夕方外に出たが旅館を休業にしているのが全体の4分の1だった。
7階建ての5Fにフロントがあり、室内大浴場は2F。 露天風呂はそこから歩いて、1Fにある。
室内大浴場と露天風呂とは離れているので、同時に入ることはできない。
そこからの風景は美しいというほどのものではないが、開放感はあった。
室内大浴場は長寿の湯と福の湯という名が付けられており、長方形とL字形という違いはあるが、大理石の縁取りにタイル貼りで大きく多人数で入れるという意味では違いがない。
深夜の12時に男女が入れ換えになる。
露天風呂の方は大野天風呂文殊と野天風呂薬師という名が付けられていて露天風呂とは呼んでいなかった。 野天風呂という名は塩原温泉で見て以来久しぶりであった。
こちらの方は大きさにかなりの違いがあり、野天風呂薬師は円形の浴槽で10名入れるかという大きさで屋根が半分を覆い、外壁に近くやや圧迫感があった。 一方、大野天風呂文殊だが、数十人は一度に入れる瓢箪形の風呂で、藤棚が上を覆い、外の景色をゆったりと展望できる立派な岩風呂だった。
これらの風呂は夜10時に男女入れ換えになるが、家内や娘は大きな風呂に入れたので、大満足して帰ってきた。
これ等の湯槽は引湯された源泉の湯が流しこまれかけ流しなので大変気分がよい。 ナトリウム、カルシウム、塩素イオンを含んでいるが、それほど多くなく、硫酸イオンがそれらの3〜4倍含んでいる。 それらの成分から湯は透明でかすかに臭いを呈し、入るとぬめり感があった。
湯温は低めになっているので、露天の湯は夜中には外に出るとやや寒気を感じたが、入浴後に汗が止まらなかったので、冬に入ると体を芯から温めてくれそうな感じがした。
サウナやジャクジーなどの風呂がいっさいないので、物足りなく感じる人も多いだろうが、温泉好きには好まれるのは間違いない。
夕食もうまかったし、応対もよかったので、一行は満足して宿を後にした。

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鹿教湯温泉 文殊の湯
かげゆおんせん もんじゅのゆ
場 所上田市西内1243−1
( 長野自動車道松本ICから国道254号線を上田方面へ30km。 但し、積雪時期は運転に注意。  JR長野新幹線上田駅から千曲バス鹿教湯温泉行きで45分、鹿教湯温泉下車すぐ。 )
電 話0268-44-2109
営 業
時 間
9時〜21時(受付は20時30分迄)
定休日年中無休
入浴料 300円
泉 質 単純泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温45.8℃ PH7.85  湯量2400L/分 (共同使用)
混合泉(2号源泉〜6号源泉、30℃〜58℃を混合し使用施設に供給している) 
効 能高血圧症、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、冷え症、痔症、疲労回復、健康増進など
設 備内湯と露天風呂 男女別
シャンプー、ボディソープ、ドライヤーは備え付けていた
評 価  湯質  ◎ (かけ流し) 設備 △
入浴して
の感想
 昔、猟師が自分が射た鹿を追って山奥に入ったところ、傷ついた鹿がこの湯で傷を癒したのを見つけた。 その時、文殊菩薩が現れ、この湯をみんなに知らせるように告げられたことから、名が付いたと言われる鹿教湯温泉には沢山の宿があるのだが、華やいだ温泉街といった雰囲気はなく、静かな山里のいで湯の湯治場という雰囲気を色濃く残している温泉である。
温泉の約半数の旅館で日帰り湯(立ち寄り入浴)を受け付けているが、日帰り専用の公共施設もあるのだ。
今回はその中の1つである”鹿教湯健康センター文殊の湯”に入ってきた。
川沿いの山の一角に建つ文殊堂と珍しい屋根の五台橋の手前に目的の文殊の湯はあった。 共同浴場とあったので、鄙びた建物を想像していたのだが、予想に反し新しい建物である。 風呂で聞いた話では2000年2月に立て直されたというので納得。 共同浴場らしさが消えてちょっと残念と言っていたのが印象に残った。
外から見た感じと違い、浴室は思ったより小さかった。 内湯は右側にあり。長方形である。 手前の2〜3人の小さめの湯船には少し熱めの源泉が注がれ、その先には10人程の人が入れそうなスペースがあり、湯が落ちていく仕組みになっていた。 
ガランは7人分あり、リンスインシャンプーもあり、きれいに清掃されていた。 湯船の窓は大きく、明るい雰囲気で、気持ちよく湯に浸かることができた。
その外にある露天風呂は4人も入れば一杯という小さな岩風呂だが、川に面して作られている。 目隠しの塀があったので、文殊堂側から覗かれる心配はない。 なお、以前は露天風呂はなかったようである。
ここの湯は5つの源泉からの混合湯で、旅館に引き湯されているものと同じものである。 
かけ流しの湯のはずであるが、飲泉できるとは書れていなかった。
当日は観光客の閑散期であったこともあり、地元の人がほとんどであったが、それでも絶えることもなく、訪れていた。
駐車場は少し離れた道に反対側の山側(カレーハウス白扇の奥にある公民館の隣)にあり、15台のスペースが確保されているが、夏〜秋の繁忙期には駐車するのも大変に思えた。
なお、上記の施設の他、小生が泊まったホテル東急の前に”クワハウスかけゆ”がある(料金700円、火曜日休)があるが、休館日で訪れることが出来なかった。 こちらの駐車場は施設の前にあるが、10台程度しかない。

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別所温泉 あいそめの湯
べっしょおんせん あいそめのゆ
場 所上田市別所温泉1853−3
電 話0268-38-8887
営 業
時 間
10時〜22時(受付は21時20分迄)
定休日第2・4の月曜日(祝日の場合は翌日)
入浴料 500円但し、岩盤浴は別途500円
泉 質 単純硫黄泉(低張性アルカリ性高温泉)泉温51.3℃ 
効 能神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、皮膚病、慢性婦人病、冷え性、糖尿病、疲労回復
設 備>内湯(大浴場)、露天風呂、陶器製風呂。 岩盤浴
売店、休憩室
シャンプー、ボディソープ、ドライヤーは備え付けている
評 価  湯質  ○ 設備 ○
入浴して
の感想
別所温泉の入口にある日帰り温泉施設である。
10年前家族で別所温泉に泊まった時には温泉町内にある大湯や大師湯も利用したが、これらは 共同湯であり、こちらは観光客を目的とした日帰り施設のようであった。 
温泉の湯は共通なので、硫黄分のある泉質で満足することができた。 室内に大浴槽があり、 室外に2つの壺湯と露天風呂があるという単純なものなので、色々な風呂に入りたい人には ものたりないかもしれない。 

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かうんたぁ。