施設利用料金は、第3セクター含め市町村が経営する場合は500円程度、(300円〜700円)
民間施設で1000円位(700円〜1500円)です。
他県は、(場所によって違うので一概には云えませんが)公営日帰り温泉の利用料は700円以上、
民間施設の場合は、昼食代込みの料金設定が多く、2500円以上が多く考えてしまいます。
(群馬県は当県と同レベルです。また、他県でも、最近安くなりつつありますがまだ高いのが現状です)
那須火山帯の影響を受け、那須・塩原・鬼怒川温泉を中心に、温泉地(源泉を有し、宿泊施設のある地区)は69ヶ所(全国13番目)、
宿泊施設は580ヶ所(全国9番目)と、熱海、箱根などと並んで、「関東の奥座敷」と言われています。
しかし、日帰り温泉のルーツは、温泉のなかった町に温泉を掘り「村興し」をしよう」とした町長の英断にあったと言えるのではないでしょうか?
出るはずがないと云われた喜連川に温泉が堀削され、新たな源泉が誕生して以来、県内各町村が堀削にチャレンジし、
次々に新たな温泉を誕生させました。
今では、県南部を除き、ほとんどの町村に日帰り温泉があります。 施設が増えた背景としては、ふるさと創生資金の時期と重なったこと。 「隣にあるならオラのところも」という競争意識が働いたことが挙げられます。
どんな理由にせよ、1日500円で利用できるのは嬉しい限りです。
新しく誕生した温泉は、日帰り温泉という目的だけで設計されたものが多い。
施設の内容は、
(1)住民の福祉と交流だけを目的に予算を最小限に絞ったもの
(2)できるだけ多くの利用者を集客しようと営利を狙った豪華な施設(第3セクター経営が多い)
とに分かれます。
後者には、宿泊施設を備えるものもあり、真岡井頭温泉のように、後で追加したところもあります。
2001年11月