テーマ名 『 遊園地には温泉がつきものという時代  』

 大江戸温泉、そして、後楽園が温泉を開業、来年6月には豊島園と遊園地で温泉が増え続ける。 ハウステンボスにもどうかという時代。 温泉がなぜ遊園地に必要なのか?


大江戸温泉は、順調なスタートを切ったようだ。 入場料は2,800円なのでどうかなあと思ったが、ほぼ1晩中やっているし、夜を明けして寝ても特別料金を支払えばよいので、カプセルホテルに泊まるよりよいのかもしれない。若い人が多いところなので、夜間にけっこう多くの需要が期待できそうだ。
後楽園遊園地は先日のテレビでも取り上げられていたが、大改造されて登場。 スペースが少ないのを逆手に捉えて設置したジェットコースターやおばけの屋敷の専門家らによるホラーハウスなどに加えて、温泉施設が新たに登場した。 休みの利用狙いかと思ったが、逆にウイークデーのOLの利用を狙っているという。 更に、ホテルを造って温泉と宿泊とセットにした料金も設定している。
世の男性どもは、バブルがはじけてからてんで元氣がないが、女性陣はいたって元氣印で、行動的だ!! エアロビックスダ!! ナンダといっていたが、最近は、エステやアルなんとかいう海洋温泉療法などに身体のバランスを整えるのが流行なのか、温泉施設も、それらと結びつけて美容に大いに役立つように企画されている。
愛知県蒲郡市にあるラグーナ蒲郡は、これまでの施設に加え、日帰り温泉と海洋温泉療法施設を追加した。 日帰り温泉は、料金も高く設定して、少人数でよい施設という。 周りに蒲郡温泉、西浦温泉、吉良温泉など多くの旅館があることを考慮したのだろうが、この付近の日帰り温泉が多くの人に来て貰いたくて安く設定しているのと一線を画したが、吉とでるか凶とでるか興味がある。 長島遊園地はもちろん、鳥羽のスペイン村にも温泉があり、犬山にも温泉があるとなると、温泉のない観光地や遊園地には人が来ないということになりはしないか?
豊島園遊園地にも、来年6月誕生するが、予告ホームページでは、大人の遊園地を目指すとあった。 昨日の新聞で、22年間子供の出生数が減少を続けていると報道されていた。 今後、子供が遊園地に行くのは減ってゆくことを見越して、大人を狙ったといいたいのだろう。 そういえば、最近の大人は、いつまでも幼い部分を多分にもっているので、狙い目としてはよいのかもしれない。

( 2003年5月7日 )


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かうんたぁ。