テーマ名   『 長野県の温泉表示認定制度 』


今年の5月施行された温泉法の施行規則改正により、4項目の表示が義務付けられたが、それより先に長野県ではこれより詳しい制度が発足しているのだ。
温泉表示認定制度といい、13の表示項目が義務付けられている。
源泉の名前、お湯が湧出する場所、湧出量、湧出形態(自噴か汲み上げかなど)、浴槽の種類とその状況、引湯の状況、加温や加水の状況、循環・かけ流しの状況、換水の状況、浴槽の清掃の状況、殺菌処理の実施の有無及びその状況、レジオネラ菌の検査の状況、温泉の成分分析の状況の13項目である。
これだけの項目が表示されれば、入浴客は自分が入ろうとする湯はどのような湯かを知ることができるので、安心して入ることができるであろう。
地元の白骨温泉の入浴剤入りの湯が温泉への信頼を揺るがしたこともこの制度発足のきっかけかも知れないが、大変よいことである。
政府も4項目ではなく、長野県並みの制度に早急に整備されることを期待したい。

( 2005年11月16日 )


 全国温泉めぐり表紙に戻る                                   温泉考目次に戻る



かうんたぁ。