テーマ名   『 長野県の温泉表示認定制度のその後 』


温泉法の施行規則改正により、4項目の表示が義務付けられたが、長野県では独自の温泉表示認定制度を発足させた。
源泉の名前、お湯が湧出する場所、湧出量、湧出形態(自噴か汲み上げかなど)、浴槽の種類とその状況、引湯の状況、加温や加水の状況、循環・かけ流しの状況、換水の状況、浴槽の清掃の状況、殺菌処理の実施の有無及びその状況、レジオネラ菌の検査の状況、温泉の成分分析の状況の13項目を表示するというものである。
これだけの項目が表示されれば、入浴客は自分が入ろうとする湯はどのような湯かを知ることができるので、安心して入ることができるであろう。
しかし1年を経過した現在、県内1800ヶ所のうち認定を受けた温泉施設は僅か49施設に留まるという。
県は認定温泉には来年度の県税を減税する制度を導入して普及を図るというので、期待したい。

( 2005年12月31日 )


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