平成16年12月3日

熊野古道が世界遺産に指定されたので、一種のブームになっている。
先日博物館で行われた"高野山と熊野三山展”では多くのパンフレットが用意され配られていた。
熊野古道の石畳の道 沢山の種類があるが、全て県毎で、全体のがないのには驚いた。 
県毎に熊野に入る道があるのだが、その道に沿った名所と宿泊施設などが書いてあるだけで、沢山あるルートの全体図というものが分かるようなものがないのは残念だった。
それはそれとして、熊野古道を歩くにはどうしたらよいかと思っていた。 というのも、名古屋からはどのルートでもかなりの距離があろそうだからである。
写真ツアーに”熊野古道の石畳を撮る”というのがあったので、手っ取り早いと参加してみた。
連れて行かれたのは海山町でそこから4km程の峠越えの道を歩くというものだった。
普通に歩けば1時間40分ほどのものと思えたが、写真を撮るというので、4時間に設定されていた。
石畳を撮るといってもそれ程多くの場所がある訳でもないので、1時間ほど早く撮り終えてしまい、皆の来るのをバスの近くで待っていた。
先生と別行動をとったのだが、そんなに写すところがあったのだろうか?!
行ってみて分かったのだが、行ったところは三重県の境で熊野にはほど遠いところであった。
熊野古道の一部だろうか、少し騙されたような気がしたが ・・・・


平成16年12月1日

愛知県小原村の四季桜今年の紅葉の最後と思い、この辺では一番と言われる”香嵐渓”と小原村に出かけた。
小原村は和紙で有名なところで、工芸和紙として有名な先生が居られる。
最近では四季桜を売り物にした観光地(?)である。
四季桜は宇都宮にいた頃、県南で見たことがあったが、花付きが少なく貧相であった。
四季桜とはそういう程度のものだと思っていた。
桜は春の花なので、この時期に咲くだけでも十分と思っていたのである。
ところが、小原にある四季桜は違う。 栃木と同じような木も多かったが、中にははっとするような樹もあった。
右の写真の樹は殿屋敷(?)の民家の庭にあったものだが、光り輝くほど美しかった。
紅葉もその近くの名前は忘れたが、寺と稲荷が一緒にあるところで出会えたので、かなりの時間を小原村で過ごした。
足助町に入ったのは予定より大分遅くなり、香嵐渓は山に囲まれているので、周りはすっかり暗くなりて紅葉を写すのは難しくなっていた。
夜間照明もあると聞いていたのでそれに期待をかけたが、11月1杯で終わりとあり、思う様な写真は撮れずに今年の紅葉は終わった。
インタネットで事前に調査しておくことの重要性を感じさせた出来事であった。


平成16年11月24日

祭り今年も昨年に引き続き妻籠の文化文政絵巻之行列に行った。
娘達は10年以上参加している祭りである。
古い民家であった民宿に泊まり、昔の話を聞く。 年輪を重ねた私達には面白いが、年若い娘達には退屈のようで、テレビが部屋になく、また、風呂にも自由に入れないとあって、来年はホテルか日帰りで参加しようか!?という。
小生も2年越しの撮影なので、1つの区切りが付いた感があり、同感である。
祭りには多くの見物客が集まり、全体を撮影する場所が限られる。
昨年写した小高い丘からは建物の影が行列の人の顔にあたり、うまくいかなったので、早くから出て光の良いところで待った。
昨年のカメラマンは三脚を立てた人が多かったのだが、今年は大変少なかったのはなぜだろう。
この夏、教えていただいた先生はスナップ写真を得意としていて、名古屋市内に出て、三脚を使わずフットワークを生かした写真を指導していた。
そういうことを思うと、手持ち撮影が今年のトレンドかも知れないですね!!


平成16年11月20日

9月の中頃、京都撮影ツアーの広告を見た。
真如堂〜金戒光明寺〜哲学の道とある。 真如堂は錦繍の寺といわれる紅葉で有名な寺である。
京都は紅葉のシーズンは混むので最近は敬遠していたが、先生が案内するとあるので、どのようなところに連れて行くのかも興味があり、早速申しこむことにした。 11月23日頃が良いと思ったが、他に予定があったので、11月19日で申し込んだ。
撮影日の前日は1日雨で、翌日は曇りとの予報。 良いほうに外れることを期待して寝る。
真如堂 しかし、当日は悪い方に外れ朝になっても小雨である。 キャンセルも利かないので、出かけた。
京都には雨はなかったが、1日中どんよりとした曇りで光が良くない。 それはそれとして、肝腎の紅葉がないのだ!!
真如堂には多くの楓が植えられているのだが、紅葉しているのは数本のみで、まだ青々としている木も多い。
これでは紅葉の撮影会とはいえない。 引率の先生はさすがはで、「こうした環境こそ腕をみがくチャンス!!」とのたまわる。 これには参った。 この後のところはもっとひどいらしく、ここを重点的に写しましょうときた。
供養している木も全てが赤いというのでなく、色はまだらである。 また、一部の枝しか赤くないのも多かった。 その中で、なんとか秋らしく写そうとした。
黒谷で通っている金戒光明寺の極楽橋は古色蒼然としていて、それに架かる紅葉を撮る企画もあり、 期待していたのだが、橋を取り壊し、石造りの橋に作りかえる工事を実施中で、囲いに覆われていた。 完成しても新しすぎて写真にはならないだろう。
哲学の道は桜の紅葉を撮る予定だが、葉が落ちて写真にはならない。 また、雑踏のような道に成り果てていたのは寂しい限りである。
銀閣寺 自由行動になったところで、銀閣寺に行った。 入口で三脚使用はダメといわれる。
学生時代にしばしば訪れたので懐かしいところである。 こういうところでは入場料の500円が惜しくないと思うのは不思議なものである。 
懐かしいと思いながら一回りをした。 ここに紅葉があることは過去の記憶になかったが、他の場所が貧弱だったので、少しでも紅葉しているとうれしいものである。
京都の紅葉は他も同様と言う説明でツアーは終了。 予定より1時間早い帰宅となった。
さて銀閣寺の庭園のデザイン(?)だが、以前と違う気がしたが錯覚だろうか?


平成16年11月5日

今年は紅葉の写真を撮っていないのでと、せせらぎ街道に行くことにした。
昨日は2時半に起き、美濃加茂から国道41号で金山、そこから郡上街道に入り、旧和良村の安郷野から明宝に抜ける道に入ったのが、5時前で早く着き過ぎるなあと思ったがとんでもない。 この道は1車道であるが山に向かって道に沿って民家がぽつりぽつりとあり、電柱には電気が灯っている。
時間が時間なので20kmくらいで慎重に進むと、ある民家の前で鹿に出会った。 角が50cm以上ある大きな雄鹿だった。 民家の庭でなにかを食べていた。
小川峠より見た明宝畑佐集落 やがて家も電柱もなくなり、曲がりくねった道が続き登って行く。
台風で落ちたものに注意を払って進んだが、ここは問題はなかった。
下りに差し掛かったところから道は悪路。 川底のような状況に道がなってしまっている。
台風のせいもあるのだろうが、先程の道と違って反対側は家が一軒もなく、常日頃から人は通らない道のようだ。 台風の影響もあって道は荒れるのに任せたという状態なので、夜中に走っている小生は事故でも起こしてしまってはと、時速10km以下で慎重にも慎重を重ねてやっとの思いで、旧明宝村が見下ろせる峠に到着。 6時近くになっていた。
夜明けを峠で待って写真を撮った。
思ったほどの風景には出会えなかったが、苦労した分だけ想い出は残りそう ・・・・


平成16年10月22日

曽爾高原ある旅行社がカメラクラブなるものを結成しているので、どのようなものかと参加してみた。
内容は写真の先生が引率した撮影ツアーで後日希望すれば講評してもらえるし、展示会へ出品できるというものだ。
奈良県と三重県の堺にある曽爾高原にあるススキを写しに行くものだった。
台風一過で天候は良く、撮影環境は良かったのだが、肝腎の夕日が沈むときになると、雲で覆われてしまい、消化不良の気持ちで終えた。
高原からの帰路の道が危ないので、それを考えるとツアーというのは利用価値があるかと思った。


平成16年10月8日

駒ケ岳山頂駅から下方を望む昨日は駒ヶ根の千畳敷カールに行ってきた。
今年は暑かったので1週間ほど遅いと判断し、その分遅らせて訪問した。
ところが、予想に反し、すでに草紅葉は終わっていた。 
自然界の移ろいは年々それほど変らないもののようである。 
1000mほど一気に駆け上がるロープウェーから紅葉を見ることができたのは収穫ではあったが、写真はむずかしい。
現在、標高3000mのあたりを下に向かって紅葉は進んでいるようだ。
10月20日ごろにはロープウェーの出発駅付近(標高2500m)に降りてくるだろう!?
駒ケ岳の秋も終りに近づいたと感じた。


平成16年9月15日

昨日は久しぶりに奈良県の明日香村まで撮影にでかけた。
この季節になると、彼岸花の撮影するのがここ数年の行事になっている。
一昨年までは栃木の各地で、昨年は愛知県の半田市で写した。 
今年はどこでと思っていたが、上記にした。 旅行社の写真ツアーなら気楽にいけるが、自分ひとりとなると場所や時期などを自分で決めなくてならない。 
栃木時代、那須町で貰ってきた花を自宅に植えてあるが、その花が咲いたので、今年は早そうと思い、ホームページで調べると、今日あたりが盛りであることが分かり、急遽行くことにしたのである。
花の咲いているところの場所が今一つはっきりしない。 石舞台の奥付近のようなので、地名を頼りにナビで現地まで行き、そこで地元の人に聞こうと出かける。
明日香村 4時半に家をでて、高速道路を使わず、8時に現地に着いた。 
予想以上に開花が進み、旅行社が予定している金曜日と来週の月曜日では少し遅いのではと思った。
近畿では有名な場所のようで、カメラバスが何台かきたため、カメラマンが画面に入り込んでくるのが避けられない。
栃木に居た頃、そうしたカメラマンに腹を立てていたが、名古屋に戻ってくると、都会から出かけてくる苦労が分かり、文句を言うのはなくなった。
それにしても、少しは撮っている人の配慮をしてもらいたいとは思うが ・・・・・




最新の日記帳に戻る                             




かうんたぁ。