{左}旅籠 清明屋
本陣内は、家人が住む主屋と大名が泊まる書院棟に別れていた。 大名が泊まる際、本陣は部屋を貸すだけで何もしない。
料理やその他一切の雑事は、大名が連れてきた料理人などが行ったのである。 本陣と隣に旅籠の建物があった。 旅籠 清明屋
は、寛文年間(1789~1801)頃開業し、代々八郎兵衛と名乗っていた。 現存する建物は、文化十四年(1817)に建てられたもので、
主屋、繋ぎの間、奥座敷で構成されている。 中に入ると、右側の板の間の前で、旅人が草鞋を脱ぐところを再現していた。
本陣の隣に建っていたことから、大名行列
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