{左}杖衝(つえつき)坂
が、伊吹山で荒ぶる神の祟りを受け、深手を負った。 大和に帰るため、伊勢国に入り、このあたりまで来たとき、
急坂で登れなくなり、持っていた剣を杖してようやく登ることができたことから、この坂を杖衝坂と、名付けたとある。
伊勢名勝志にも、 「 杖突坂 采女村ニアリ官道ニ属ス、伝へ云フ倭武尊東征ノ時、桑名郡尾津村ヨリ能褒野ニ到ルノ時、
剣ヲ杖ツキ此坂ヲ踰エ玉フ故ニ名ヅク・・・・ 」 と、記されている。 金比羅様の前を過ぎると、坂は左右にカーブし、
勾配が急に険しくなる。 杖衝坂の長さは、二百メートル程であるが、高低差が五十〜六十
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