さ く ら 旅  

これまでに訪れた桜の名所の案内です。

 
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■ 薬 師 桜       (場 所) 山形県白鷹町高玉(高玉薬師内) 
薬師桜 坂上田村麻呂が奥州征伐の時、手植えしたものと伝えられている桜である。  樹齢は千二百年といわれ、根回りは8mと巨大で、ごつごつした瘤がのたうち回るような、 歴史を感じさせる胴回りであるが、枝が少なく、花つきは悪い。  大枝を遠く伸ばし、樹冠が周りを覆った時代もあったようだが、雷や自然災害などにより、被害を受けてしまったのだろう。 坂上田村麻呂が吹く笛の音色に、引き寄せられた娘が、やがて将軍の子を宿すが、生まてきたのは黄金の太刀だった。  娘は蛇の化身なのだが、将軍はそれに気づかず、 太刀で蛇を殺してしまう。 娘を哀れんで植えたのが薬師桜だという伝承が残る桜である。


■ 白兎のしだれ桜    (場 所) 山形県長井市白兎(葉山神社境内)
白兎の桜 日本三十三枝垂桜といわれ、品種はシダレザクラ。 樹齢は、120年〜140年、高さは16m、周囲は3.3mの大木である。 神社の宮司の祖先が植えたらしい。 
安部氏と源義家の戦いで、源氏は安部氏を滅ぼした後、この地は荒れた山になってしまった。 それから、330年経った 1393年、羽黒山に詣でる丹後國の僧が、旅の途中で、池から砂金でできた薬師如来を見付けた。 この仏像を携えてこ の地にさしかかったところ、 白狐と白兎が現れ、西山に案内したので、葉山平に堂を建て祭ったのが、地名の由来である 。 



■ 久保ザクラ     (場 所) 山形県長井市伊佐沢 
久保ザクラ 樹齢約千二百年のエドヒガンで、高さ約16m、根回り約12m、 國の天然記念物に指定されている。 征夷大将軍、坂上田村麻呂が、久保氏の娘の早世を悼んで手植えしたと、 伝えられる桜で、米沢藩主はこの地を無税地にして保護した。 枝の重みを六十本もの支柱で支えられている姿は、 痛々しかった。
米沢から国道287号を走り、長井市内へ入り、案内看板を右折して橋を渡る。 あとは、 道なりにいけば到着です。  学校の校庭の隅という位置です。 



■ 釜の越桜      (場 所)  山形県白鷹町高玉
釜の越桜 白鷹町には桜が多いが、その中の1押しは釜の越桜である。  桜の下の三つの石は、八幡太郎義家が居陣したとき、この石でかまどを築き、飯を炊いたと言われるもの。  樹齢800年と言われるエドヒガンザクラで、高さ20m、太さ6m、枝張り27mX22mの県内一の巨木である。  本来なら、 桜の向こうに雪を冠した山々が遠目に見えるはずなのだが、桜の枝も見えない位の霧であった。 結果として、幻想的な写真になった。 




■ 烏帽子山公園    (場 所) 山形県南陽市
烏帽子山公園 南陽市は、民話鶴の恩返しの発祥の地で、開湯900年の歴史のある赤湯温泉のある町である。 そこに、烏帽子山公園が あったが、桜の数が多く、見事だった。  公園には、800本ほどの樹齢100年のソメイヨシノやシダレザクラ、カスミザクラがある。 ソメイヨシノが中心だが、放鳥目白桜など、しだれ系の桜も結構あり、置賜さくら回廊めぐりの中では唯一華やか桜との出会いである。 登った向こう側からは山形新幹線の通って行くのが桜越しに見え、絵になっていた。 







かうんたぁ。